« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »

2006年11月29日 (水)

タレは多めに

1129日(水)栄養価861kcal、たんぱく質35.4g

50_2 凍り豆腐の卵とじ

いわしのかば焼き

ゆかり和え

(ひとくちメモ)

 凍り豆腐の歴史は古く、戦国時代から食べられている伝統的で素朴な食べ物です。今日は卵とじにしました。優しい味を楽しんでください。

凍り豆腐というのは別名「高野豆腐」「凍み豆腐」とも言いますね。豆腐を寒気にさらし水分を抜きスポンジ状にした保存食です。豆腐の水抜きです51_2 から栄養も十分です。高野というのは高野山の名物だったからついた名前です。信州では凍み豆腐が一般的ですが、正式名称は「凍り豆腐」らしいです。農家の軒先にわらでくくりつけられ干されている風景はもうめったに見ることはできません。

 子どもの頃はあまり好きでなく、箸で凍み豆腐を皿に押し付け、中の水分を抜いて食べていました。ぼそぼそしていました。年をとるにしたがいなぜか好きになってきました。嗜好が変わるってやつでしょうか。そう言えば最近、あれだけ嫌いだった「熱燗」が飲めるようになりました。しかもこのあいだなんか自分でつけてしまいました。珍しいことです。

いわしのかば焼きですが、食べているときは「秋刀魚(さんま)」かなな52_5 んて思ってしまいましたが、味も骨のつき方も鰯(いわし)でした。今日はかば焼きということで、甘しょっぱいタレがついていました。揚げた後でタレを絡めたようで、たくさんついているものと少ないものがありました。この場合、タレは多めのものが人気でした。

 いわしも新鮮なものは刺身にしてもいけますね。魚ほど鮮度によってうまい不味いのはっきりしたものもないように思えます。

魚で不思議なのはどうして暖流のマグロやかつおは流線型をしているのでしょうか。また小骨がないのでしょうか。食べやすいために乱獲され絶滅の危機を迎えてはかわいそうです。

| | コメント (2)

2006年11月28日 (火)

混入比率の発表を

1128日(火)栄養価871kcal、たんぱく質25.4g

45_3 ミートソース

ポテトとウィンナーのチーズがらめ

大根サラダ

(ひとくちメモ)

 今日はみなさんの大好きなソフト麺です。学校からの希望が多いので月一回出していきたいと思います。今日はミートソースのたれにしました。

 久しぶりの登場です。麺類の好きな私にとってパンの代わりに出てくるソフト麺は楽しみのひと46_2 つで、今日も昼近くになると近くに居た生徒に「今日の給食はソフト麺だよ」と親切にも教えてあげたのです。ただ返事は「ふーん、そう」でした。この人はソフト麺のありがたさをわかっていません。食べ方もレクチャーしました。まず袋の上から手で縦横に麺を四等分します。次に四分の一になったワン47_2 ブロックごと汁につけて食べるのです。それ以上投入すると汁とからみません。たつたひとつの麺を食べるのにもこれだけの知恵がいるというわけです。

本日の汁はミートソースでした。これには用心しなければいけません。48_4 気をつけていても、服のどこかに飛びはねてつくという性質を持っているからです。以前にも忠告しましたようにこの手のケチャップの関係したパスタ類(ミートソース、ナポリタン等)はデートでは禁止食物となっています。会話をしながらの彼氏(彼女)との楽しい食事、ふと見ると自分のホワイトなブラウスにとびはねているミートソース・・・考えるだけでも怖いことです。楽しいデートは急転直下・・・です。

49_2 「ポテトとウインナーのチーズがらめ」ですが、どうしてか私の所にはいくつかのポテトとたったひとつのウインナーがあっただけでした。もともとウインナーの比率が低かったのか、どこかへ消え去ったのか。給食センターはポテトとウインナーの混入比率を発表し、どちらかに偏らないように指導すべきだと強く思った私です。

| | コメント (2)

2006年11月27日 (月)

亜鉛不足なのか

1127日(月)栄養価717kcal、たんぱく質34.5g

41_2 キムチ鍋

いかの照り焼き

ごま和え

(ひとくちメモ)

 冬になると鍋物がおいしくなります。鍋物の代表選手というと白菜です。日本では大根に次いで二番目に多く作られています。

 キムチ鍋でしたが、給食に出てくるものはだいたいが味は薄めになっているのでそれほど辛いとは感じませんでした。給食センターの栄養士さんも42_2 「なるべく薄味にして、素材のよさを生かしたい」と以前言っていました。そうすると今日はさしずめ豆腐と白菜の自然な風味を味わわないといけないのですね。すまし汁状態の中の豆腐としらたきを禅僧のように眼を半眼にしていただきました。うーむ、味が薄い・・・。

43_2 ごま和えです。少ししかありません。これも味がしません。私は亜鉛不足なのでしょうか。隅に寄っています。一口で食べてしまいました。ちょっと寂しかったです。

そこで一句・・・

「ごま和えは遠くに在りて思ふもの 自分で食べてはいけません」 

 44_2 イカのくせにイカの形をしていない肉厚なこいつは、モンゴウイカとみた。やはり私はイカらしい形のスルメイカに軍配を上げたい。イカがイカとして味わえるためには私にとってその姿も大切なのだ。Images_1

| | コメント (0)

2006年11月22日 (水)

いただきますはダメ!!

1122日(水)栄養価707kcal、たんぱく質31.3g

38_2 豚汁

ちくわのかば焼き(2本)

おひたし

(ひとくちメモ)

 おひたしに入っている小松菜。寒さに強く霜にあう度に葉が柔らかくなり、おいしくなります。青い野菜の少ない時期に貴重な野菜です。

 豚汁はうまいですねえ。味噌汁の中に肉を入れるという発想はたぶん鹿児島か沖縄方面のものでしょう。北海道あたりは魚39_2 を入れるのではないかと思います。ご飯に豚汁があればこれでまず一杯目は大丈夫。次におひたしなぞでしみじみともう一杯です。「一汁一菜」に白身の魚とくれば、う~むヘルシー。長生きできそうです。

 ちくわですね。しかもかば焼き。そして二本。いいじゃないですか。練り物になる魚は深海魚類とか鮫とかの40_3 ようです。人に恐れられる鮫も蒲鉾やハンペン、ちくわに変身して人の役に立っているんですね。

 今日は大きな声で「いただきます」と言いました。

『いただきます』について

いただきますの「いただき」は山の一番高い所をいうように、もともとは頭上にのせる意味がありました。中世以降上位の者から物をもらう時に頭上にのせる動作をしたことから「いただく」に「もらう」という意味の謙譲語がうまれました。やがて神仏に供えたものを飲食する際のあいさつとして「いただきます」がうまれました。

●「いただきます」はだめ?
日本農業新聞05年6月6日付のコラム「四季」は、給食のときに「いただきます」を言わせないようにと保護者に言われた教員の事例を紹介した。給食費を払っているから「いただく」のではないという考えがあったのではないかと指摘し、食べ物ができるまでの過程や命について考える教育が必要ではないかとしている。 (05.07.01)

     食事の前に言う「いただきます」は「あなたの命を私の身体にいただきます」ということですよね。よい子のみんなはわかっていたかな~。

| | コメント (2)

2006年11月21日 (火)

横文字だらけ

1121日(火)栄養価840kcal、たんぱく質28.4g

34_5 コーンポタージュ

ポテトグラタン  クレープ

ツナサラダ(ドレッシング)

(ひとくちメモ)

 今日はA中学校のお楽しみ献立です。みんなでおいしく楽しく食べてください。

本日のメニューの一番の特徴は何とおかずが全て横文字で表記されるものだということです。料理や食材の名前だけでなく、様々な外来語がそのまま使われることが日本の特徴です。芯が通っていないというか、柔軟なのかわかりませんが。その点、隣の中国は全て中国式に言葉を変えます。小林(こばやし)という名は“シャオリン”ですからね。普通名前はそのままと思うんですが・・・。まあいいです。

 35_4 このラップに包まれた不思議なものはポテトグラタンです。なぜラップでくるまれているのでしょうか。推測するに、生のジャガイモの上にグラタンの元をのせ、巨大なレンジでチン下のではないかと思います。蒸かした芋の上に具をのせてまた温めるのは効率的ではないと考えましたがどうでしょうか。

私の場合、基本的にジャガイモは塩で食べたい派なのでここまでやってもらわなくていいです。

36_2 ドレッシングコレクションがまたひとつ増えました。このしょうゆドレッシングで10種類目です。いったい学校給食には何種類のドレッシングが出るのか楽しみになってきました。しかしこれはかなりしょっぱかったです。塩分が多すぎるかなと。

37_5 中学校のお楽しみ献立らしくやっぱり「クレープ」が登場しました。チーズクレープといいます。ドレッシングは、ほしくない生徒が何人かいてはこの中に余っていました。クレープは余るということがありませんでした。

 

あとパインパンの中にもっとパインを混ぜてほしいです。

| | コメント (0)

2006年11月20日 (月)

おでんはチビ太だな

1120日(月)栄養価799kcal、たんぱく質38.7g

31_2 おでん

鶏肉の照り焼き

ほうれん草サラダ

(ひとくちメモ)

 寒くなるとほうれん草がおいしくなります。今日はマヨネーズたっぷりのきざみ海苔を使い、みなさんの大好きなほうれん草サラダを作りました。

 ひとくちメモに、「みなさんの大好きなほうれん草サラダを・・・」とありますが、どうして私が「ほうれん草サラダ」を好きなことを栄養士の方は知っているのでしょうか。ほうれん草も好き32_2 ですが、混ぜてある「きざみ海苔」が絶品です。磯の香りを山国の信州に運んでくれます。私が海の幸が好物なのは海に憧れを持っているからでしょうか。

 おでんといえば、おそ松君に出てくる「チビ太」を思い浮かべます。彼がいつも持っているみたいに33_4 串にさしてあるとおでんらしいですね。煮物は好物なのでうれしいのですか、大きく切ってあり辛子など添えてあるとなお結構でした。

最近の子どもは煮物はあまり食べません。親が煮物を食卓に出さないから食べなれていないのでしょう。幼い頃の食生活がその人の味覚を一生支配するようです。

 余計なことですが、赤塚不二夫はもう何年も寝たきりの植物人間状態と雑誌で読みました。アルコールを手放せなかった生活がギャグマンガの天才を見放したのでしょうか。残念なことです。

| | コメント (1)

2006年11月17日 (金)

給食の納豆はおいしいよ

1117日(金)栄養価793kcal、たんぱく質31.2g

28_2 ふわふわ卵スープ

豚肉と里芋のごま味噌煮

りんご 納豆

(ひとくちメモ)

 ふわふわ卵スープのはんぺんは、さめやかじきの魚にやまいもとでん粉を加えて練って蒸したものです。

 

 ふわふわ卵スープというのは、卵がふわふわなのかと思っていましたが、実は小さく切ったハンペンがふわふわでした。ハンペンと知らされなければ小さな麩だと誰もが思うでしょう。ものの名前というのはおもしろいです。学生の頃秋葉原で「か29_2 かしラーメン」という店に入りました。どうして「かかし」と言う名前なのかなあと思っていると、その店には椅子というものがありませんでした。立ち食いのラーメン店だったのです。なるほど、私自身が「かかし」だったのでした。

30_2 久しぶりの納豆です。上の配膳写真のように真っ白な発泡スチロールのパックで登場しました。何か絵でも描いてあると楽しいのですが、まあ極力無駄を廃止したのでしょう。でもこの納豆の名前を知りたいと思ったのは私だけでしょうか。というのも、けっこういけるからです。フタを取ると辛子とタレが入っていました。いつも思うのですが、このタレの入った小さな容器は検尿容器に似ています。たぶん同じ会社で作っているのではないかと推測します。

| | コメント (1)

2006年11月16日 (木)

パンの食べ方いろいろ

1116日(木)栄養価741kcal、たんぱく質30.8g

23_2 シーフードスープ

オムレツ

フルーツヨーグルトあえ

(ひとくちメモ)

 さわやかな味のヨーグルト。牛乳を濃縮させ乳酸菌で発酵させて作ります。乳酸菌はお腹の中で悪いバイ菌をやっつけてくれます。

 

 フルーツヨーグルトあえです。ヨーグルトは腸のためにいいといろいろなところで絶賛されていますが、本当なのでしょうか。確かにモンゴルの草原の民は薄いヨーグルト風の液体を飲んでいる26_2 ので健康なんだとか。でも動物性のものはやはり身体によくないという人もいます。日頃不健康な生活をしている私はヨーグルトを毎日食べるべきなのでしょうか。それともやめた方がいいのでしょうか。かなり迷います。

27_2

シーフードスープというよりも澄まし汁といったところです。貝柱が入っていたのはいいのですが、人参が山ほど入っていました。好き嫌いのない私ですが、どうも人参だけはあまり得意になれません。人参をおいしく食べさせることのできる人は偉いと思います。我が家でもこんな感じのスープがよく出てきますが、中身は人参、ジャガイモ、トマトが主役です。やっぱり味噌汁がいいです。

パンの食べ方にもいろいろあるようです。私は端の方から手でちぎって口に運 びます。左の写真はまだ食べられる前のパンのように見えますが、実は違います。右の写真をご覧ください。何と中のふわふわした白い部分は既に食べられた後です。このパンの所有者の女子生徒は周りの茶色の部分が好きなんだそうです。楽しみは後に残すタイプだと自分で言っていました。

24_2 25_5

| | コメント (2)

2006年11月15日 (水)

卯の花とは

1115日(水)栄養価865kcal、たんぱく質33g

21_1 きのこ汁

さんまの塩焼き

卯の花和え

(ひとくちメモ)

 豆腐をつくるときにでるおからを使って、卯の花和えを作りました。おからは日本の伝統的な食材です。これからも長く伝えていきたいですね。

本日は何と大盛りのおかずでした。さんまも二匹、卯の花和えも山盛りです。なぜこのような状況が生まれたかと言うと、

     当番がやさしくて大盛りにしてくれた

     欠席者がいた

     研究会の都合もあり、いつもより一時間半ほど給食時間が早まったため生徒の食欲がいまいちだった

     生徒の好まないおかずの日だった

といった要素が組み合わされたものと思われます。確かに食管の中に最後までそれぞれの食材が残っていました。

22_2 おからは、豆腐を作る途中にできるもので、大豆がからになった皮などの残りなので「おから」といわれます。また、うの花が咲く様子に似ていることから「卯の花」ともよばれるようになりました。

 おからには腸の働きをよくする食物繊維が多く含まれているそうです。今日の献立にはおからの他に、ちくわ、鶏肉、油揚げ、にんじん、長ネギ、しいたけなども入って栄養満点でした。おいしかったです。

 ところで「卯の花」ってどんな花なんでしょうか・・・唱歌にも「♪うの花のにおふ垣根に ほととぎす 早も来 なきて・・・」とありますね。

| | コメント (1)

2006年11月14日 (火)

31128個のうずらの卵

1114日(火)栄養価841kcal、たんぱく質37.7g

18_2 春雨スープ

えびとさつま芋の甘辛炒め

ごぼうサラダ(みかんジャム)

(ひとくちメモ)

 柔らかい食べ物が多くなり、かむことが少なくなりました。よく噛むと頭の働きがよくなったりいいこといっぱい。ごぼうサラダもよくかんで食べてください。

 19_2 春雨スープの中に一体いくつの「うずらの卵」が入っているでしょうか。当番が無作為に盛ったひとつが私の分となりました。数えてみると何と「6個」もありました。

 給食センターでは市内の小中学校15校5188人分の給食を作っているそうです。ですから単純に計算すると「31128」も今日だけで消費されているのです。ちょっと食べ過ぎのような気がします。

 20_1 みかんジャムはマーマレードでした。最近では残留農薬などの心配もあり、果実の皮はあまり料理に使わないようです。ブルーベリージャムやピーナッツクリーム、はちみつマーガリンといった最近売り出し中の若者向けのものだけでなく、昔懐かしい古強者も登場してほしいものです。例えば直方体で銀紙に包んであり今にも溶け出しそうな「マーガリン」とか、真ん中の赤いヒモを引っ張ると一周して銀紙をはがすことのできる「雪印プロセスチーズ」とかです。

| | コメント (2)

2006年11月13日 (月)

勉強になるなあ

1113日(月)栄養価837kcal、たんぱく質26.7g

15_3 カレー

切り干し大根のサラダ

みかん

(ひとくちメモ)

 切り干し大根は干して乾燥させてあるので、料理する時は水につけて戻します。今日はサラダにしたのでサッと茹でて歯ごたえを残しました。

切り干し大根とツナの和え物はいまいちでした。それぞれ本来の持ち味を消しあってしまっていて、かなり水っぽかったと思います。やはり切干大根はさつま揚げなどと絡ませて食卓に登場する方がgoodではないでしょうか。最近のグルメリポーター風に言うなら「素材の持ち味をたがいに打ち消しあってしまって、サラダの中で内乱が起きている」といったところです。

 テレビの出演者が料理を誉めるのに面倒な言葉をこれでもかと並べるのでただ単に「おいしい」と言っただけでは喜ばれなくなってしまった気がします。ですから味もないような食べ物に遭遇した時の誉め言葉は「素材が生きていますね」です。

みかんの上側が青く、下側が色づいていました。上の部分は葉っぱがあって日光に当たらなかったのでしょう。

16_3 冗談で女子生徒に「みかんは芋科の植物だから、地下で結実するんだよ。だから取れたてのものは土がついているんだ」と言ったら、「知らなかった。初めて知った」と言っていました。しかも何人もの者が・・・。

 みかんの皮をつながるようにむきました。これは地図の特徴の説明に使えるかなと思い図にしてみました。メルカトル図法の欠点を説明する17_5 のによいと思います。右の斜線部分が世界地図にすると余計に描かれるところです。球形のものを平面にはできないのですね。両極に近づくほど面積が実際よりも大きくなるということがわかってもらえるでしょうか。

| | コメント (0)

2006年11月10日 (金)

けんちん汁はなぜけんちん汁か

1110日(金)栄養価794kcal、たんぱく質33.8g

12_2 けんちん汁

さばのみそ風味焼き

もやしのナムル

(ひとくちメモ)

 けんちん汁の中のごぼう・人参・大根・じゃが芋など根っこの部分を食べる野菜は体をあたためてくれます。

「けんちん汁」とは何だろうか

 けんちん汁とは、くず13_3 した豆腐と千切りにした大根・ゴボウ・芋などの野菜を油で炒めたものを入れたすまし汁です。けんちゃん汁。ケンチン汁。

 (鎌倉の建長寺)

けんちん汁の語源には、鎌倉の建長寺の開山『蘭 渓道隆(らんけいどうりゅう)』が、崩れてしまった豆腐を野菜と煮込み、おいしい汁物を作った。それが「建長寺汁」「建長汁」と呼ばれるようになり、訛って「けんちん汁」になったとする説もあります。「けんちん」の四文字でもこれだけ味わい深いものがあるんですね。

14_3

| | コメント (2)

2006年11月 9日 (木)

トラウマだよ、おっかさん

119日(木)栄養価852kcal、たんぱく質31.5g

11_2 クリームシチュー

スパゲティサラダ(マヨネーズ)

りんご

(ひとくちメモ)

 梅・りんご・みかんなど今年も旬の果物がたくさんでます。給食ではみなさんに安心してたべてもらいたいと日本でとれる体に優しい果物を使います。

 今日の給食に向かって言うことなし。と言っても「ありがたいことだ」「おいしすぎる」「盆と正月がいっしょに来たかと思った」なんていう感激の言ではありません

 わたしにとってあまりにも感激の薄い組み合わせで、少々、いや、かなりがっかりしたのです。そんなことを言うと「アフリカでは・・・」と誰かに言われそうですが、仕方ありません。なにがそんなに・・・なのかというと、

     パン・・・パンは基本的にダメです。理由は幼い頃のトラウマにあると信じています。私が小学生の頃、ある日突然に母が「明日からうちはパン食だから」と言いました。アメリカ風な生活にあこがれていた私は「ローマでチャオ」とか「ニューヨークパパ」みたいに、いつも笑顔でお互いを大切にしあう家族と豪華な食卓を思い浮かべたのです。しかし、現実はというと・・・冷たい食パンに(トースターさえなかった)マーガリンのみの食事が待っていたのです。おかずがありませんでした。うちのママは面倒なことはしたくないタイプの人なのでそんなことになったのです。これは「パン食」とはいえません。主食のみです。それからです、私がパンに対して複雑な心を持つようになったのは。

     クリームシチュー・・・有田さんはおもしろいのでファンです。本当はビーフシチュウが好みです(以前に書きましたね)

     りんご・・・りんご農家のせがれなので小さい時からおやつ代わりに食べていて飽きました。

     スパゲティ・・・本来は好物ですが、ミートソースがかかっていません。ナポリタンも好きです。このふたつは絶対に白い服を着て食べてはいけません。かなり気をつけていても、必ず服にシミをつけます。デートでは禁止食材となっています。

| | コメント (2)

2006年11月 8日 (水)

2ヵ月前と同じ給食だった

118日(水)栄養価763kcal、たんぱく質33.3g

9_2 白菜のみそしる

卵焼き

きんぴらごぼう

(ひとくちメモ)

 絵(二本のゴボウの絵が描いてありました)

 白菜の味噌汁に卵焼き、それにきんぴらごぼうとくればまさに「和」の食事。なんて思っていたら、「はていつかこんな給食を食べたよなあ」と思いました。1016()の献立が「里芋のそぼろ煮・厚焼き卵・香りあえ」でした。しかしこれではありません。1ヵ月に一度は厚焼き卵か、と9月を調査したところありました。

9月20日(水)の給食

10_2

     じゃが芋のみそ汁

     卵焼き

     きんぴらごぼう

な~んと、写真の二つの給食は味噌汁具が「じゃがいも」と「白菜」の違いだけでした。まあ、栄養士さんも献立の組み合わせに苦労しているんだなあと思った次第です。

 こんなことに気がつけちゃうのも、毎日デジカメで写真を撮り続けていたからこそですね。でも、あんまりたいした発見とはいえないと思いました。

| | コメント (2)

2006年11月 7日 (火)

酢しょうゆの捜索

117日(火)栄養価772kcal、たんぱく質35.5g

7_4 かにと豆腐の中華煮

シュウマイ(酢しょうゆ)

春雨サラダ

(ひとくちメモ)

 栄養いっぱいの豆腐をたっぷり使って具だくさんの中華煮をつくりました。さて何種類の食べ物が入っているでしょうか。

 シュウマイが2個出ましたが、まるで足りません。給食というのはどうして「おいしいものは少なく、そうでないものは多く」出るのでしょうか。幼い頃の「鯨の竜田揚げ」と「脱脂粉乳」がまさにそうでした。何とかして下さい。

 8_4

またこのシュウマイには写真を撮っている時点では、酢しょうゆがかけられていません。それは「酢しょうゆ」がなかったからです。そんなはずはないと私は思い、捜索のため生徒をコンテナ室へ派遣しました。しかし返事は「先生ありませんでした」です。私は隣のクラスを見に行きました。ここにもなかったら諦めるつもりでした。

しかし配膳台の上にはふたつも酢しょうゆがあるではありませんか。私はふたつの酢しょうゆを隣のクラスから強奪したのは言うまでもありません。ふたつあれば、ひとつは隣のクラスの分だと普通考えるものだと思います。

| | コメント (5)

2006年11月 6日 (月)

「子なしシシャモ」のオスの行方は

116日(月)栄養価804kcal、たんぱく質35.5g

4_9 鶏だんごなべ

ししゃもの磯辺あげ(2本)

キムチあえ

(ひとくちメモ)

 ししゃもを頭から尾まで食べてもらいたいと思い、天ぷらの衣の中に青のりを入れて磯辺揚げにしました。磯の香りを楽しんでください。

本日は「ししゃも」(以前ご紹介したように正しくは「カペリン」ですが)をいただける日でした。サンマやニシンは骨が多くて食べるのがへたな私ですが、さすがにこれは頭から尻尾までバリバリと食べます。しかも磯辺揚げですからね。

5_8

ところで、ししゃもで「子持ちでない」オスはあんまりお目にかかったことがナイのですが、どうなっているんでしょうか。スーパーに置いてあるものもみんな「子持ちシシャモ」です。オスはどこへ・・・。

キムチは身体にいいと思います。何かでくよくよと悩んでいても辛いものを食べると気分が晴れるのは私だけでしょうか。こんなわけで、熊本のからしレンコン(昔、食中毒で有名になりました)やキムチ、なすの辛子漬けなんか最高です。それだけ悩める人間ということかもしれません。

6_7 でも本当に好きなキムチは白菜の間に塩辛、海老、昆布などを入れ込んであるものです。私が小学生の頃に食べていたキムチはそれでした。母が実家近くの韓国の人から教わったらしいです。白菜を切って皿に盛り付けた時、白い野菜と赤い具の層が美しいと感じました。まあ、食べるのは中の具を中心にして、白菜は除けていたんですが。ああいうタイプは腐りやすかったりするから流行らないのでしょうか。ぜひもう一度食べたいものです。

| | コメント (3)

2006年11月 4日 (土)

パンとご飯

給食の様子を見ていて「パンとご飯のどちらが好みなのだろう」「魚よりも肉の方が好きなのだろうか」という疑問がわいてきました。そこでアンケートをとってみました。

 女子の4割以上がパン好党でした。逆に男子の8割近くがご飯党でした。女の子はパンなのですね。全体の3分の1はパン党でした。生徒の約3割は朝食がパンということだったので「現代の中学生はパン好きにも関わらず、朝食はご飯で我慢している」といえるかと思います。たぶん両親(特に母親)がまだまだご飯好きのためでしょう。近い将来、パンとご飯の好きな割合が逆転する可能性もあります(中学生が親になる頃)

パン食派とご飯食派の言い分を聞いてみました。

     パン派・・・楽だから。食べやすい。早い。すぐに食べられる。家にパンが多い。朝はパンしか食べないから。ご飯が嫌い。

     ご飯派・・・うまいから。腹にたまる。日本人だから。農家だから。出されるから。母がお弁当を作るから。

以上のように、パンは味というよりも「早い」「簡単」「楽」といった点で食べられているように感じました。

男女ともに圧倒的に「肉」に軍配があがりました。肉が出る時はお代わりが多いのに、魚になると食べ残しの多いのもうなずけます。その理由を聞いてみました。

     肉派・・・おいしい。ご飯にあう。力がつく。筋肉がつく。魚は細かい骨がある。魚の骨が今のどに刺さっているから。食べたという感じがする。魚はめんどう。魚が食べられない。肉がよく出る。

    魚派・・・刺身がうまい。しつこくない。肉は油っこい。食べやすい。さっぱりしている。日本人だから。

魚が嫌われている原因は「食べにくい」「骨がある」といったように食べるのが大変ということのようです。しかし豚や鶏、牛にも骨はあるのですが・・・。

そんなことを考えていたら魚の骨をやわらかくして、多くの人に食べてもらおうというとりくみがおこなわれているという新聞記事をみつけました。世の中には魚の骨を一度全部とってからまたもとの形に戻して販売している店もあるようですが・・・。

骨を柔らかくした魚
マルハ、ニチレイはあいついで骨を柔らかくした冷凍魚を発売する。ニチレイは、塩水にひたし、減圧処理後に加圧。煮る、焼く、揚げるタイプがある。マルハも同様の商品を発売。一般向けのほか、学校給食用としても需要を期待している。 (日本食糧新聞、株式新聞、読売新聞04年4月2022)

| | コメント (3)

2006年11月 3日 (金)

給食時間について

 給食の時間に食べ終わらない児童・生徒が目につきます。これは時間が短いためでしょうか、それとも他に原因があるのでしょうか。N県栄養職員がおこなったアンケートをみてみましょう。

学級担任の先生に対する食に関する指導についての調査結果

     調査期間・・・平成16年9月末より1020日の間

     調査方法・・・小学校5年生・中学校2年生の学級担任を対象に調査

     調査人数・・・小学校担任714人、中学校担任619

4_4

小・中学校ともに1519分がもっとも多く、2024分を含めると6割以上となります。しかし1014分しか食べる時間の取れていないクラスが小学校で7.9%、中学校で31.6%となっています。ごくわずかですが、9分以下というクラスもあります(小学校0.1%、中学校0.5)。これは学校の時間割というよりも配ぜん等に時間がかかり、食べる時間が不足しているためだと考えられます。私が過去に勤務した学校は「いただきます」から「ごちそうさまでした」の挨拶まで、ほぼ15分間でした。しかし15分という時間はふだんの食事を考えても短いと思います。

 5_4

時間内に食べ終わることができない児童生徒がかなりの割合を占めていることがわかります。残食が多いといわれますが、それは食べたくないからなのか、食べる時間がないからなのか、どちらなのでしょう。

6_4 小学校では「好き嫌いがある」が約半数で最も多く、ついで「食べ方が遅い」となっています。中学校では「食べ方が遅い」が多く、「時間が足りない」が高率でした。

結局もともと食事の「時間が足りない」うえに「好き嫌い」があり「集中して食べない」ためにかなりの数の児童・生徒は時間内(通常15分間)に食べ終わらないということでした。しかし、やはり15分は短いですね。

こんな新聞記事をみつけました。

北海道倶知安末の中学校で給食時間制限
北海道新聞05年5月2日付によると、

北海道倶知安町

の東陵中(生徒220名)では専用の食堂で全校生が給食を食べているが、今年度食べる時間を12分に決め、タイマーで管理した。保護者からは、刑務所のようだなどと批判が出たが、校長は、規律が必要で12分あれば十分としている。 (05.05.17)

| | コメント (5)

2006年11月 2日 (木)

卵の代わりの食材を求む

112日(火)栄養価762kcal、たんぱく質34g

1_4 卵スープ

ラビオリのミートソースあえ

海草サラダ(ドレッシング)

(ひとくちメモ)

 海草は海の野菜といわれています。骨や歯を丈夫にするカルシウムや髪の毛によいヨードという栄養がたっぷり。一日一回は食べたいですね。

 海草は歯ごたえ・味・栄養と三拍子そろっているため、私は大好きです。今回はドレッシングと2_2 して「棒々鶏ドレッシング」がつきました。これまでを振り返ってみると、青じそクリーミー、イタリアンなど、すくなくとも9種類のドレッシングがありました。いずれドレッシング特集を報告したいと思います。

 

 卵スープをおかわりしてしまいました。やや甘みが強く、脂分が多めかなと感じました。給食の食材として「卵」は重宝と思3_2 いますが、アレルギーの関係もあり、代わりに他の食材もたくさん取り入れてほしいと思いました。

| | コメント (4)

2006年11月 1日 (水)

学校給食の意義

現在、小中学生のほとんどの児童・生徒は学校給食を食べています。その割合は平成16年現在、小学生の99.4%、中学生の82.4%、合計人数では1033万人となっています。

また多くの大人も子どもの頃に食べた給食にたくさんの思い出があると思います。なぜ学校には給食があるのでしょうか。

日本の学校給食は、明治中頃にお弁当を持ってくることのできない子どもたちのために、食事をだしたのがはじまりと言われています。その内容は、おにぎり・焼き魚・漬け物でした。その後、国の補助などを得て主に大都市を中心に全国的に学校給食が広がっていったのです。

つまり学校給食は、お弁当をもってこれない児童に昼食を与え学校に来やすくするということが主な目的だったのです。

もっと簡単に言うと「食事を満足にとれない児童のための救済措置」であったわけです。

しかし飽食の時代の現在では、食事を満足にとれない児童・生徒のための救済措置というよりも、子どもたちにバランスのよい食事を提供するという意味合いに変わってきています。

好きなスナック菓子ばかりでは栄養に偏りが出て生活習慣病になってしまう危険もあるわけです。食べ物は周囲に豊富にあっても、偏ったものばかり食べる子どもが増えているのです。

また偏った食事の家庭も増えているのです。確かに小学6年生男子の肥満傾向は11.7(昭和52年は6.7)と増加傾向にあります。健康な身体は望ましい食習慣を身につけることによりうまれます。学校給食を通して「食」を考え、自分の健康を考えていくことが大切なのです。

| | コメント (1)

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »